課題「ケンカまたはラブシーン」ヒーロー的ロミオとジュリエット
人物
倉石龍太(22)戦隊ヒーローの一員。ブラック。
レジーナ(20)悪の組織の幹部
赤根武瑠(21)戦隊ヒーローのリーダー。レッド。
桜井華(20)戦隊ヒーローの一員。ピンク。
〇最終決戦場
強い風が吹く広い岩場。
多数の戦闘員と倉石龍太(22)、赤根武瑠(21)、桜井華(20)が其々
ヒーローに変身し戦っている。
華「こんなにたくさん…きりがないわ」
赤根「何とかして先に進まないと」
突然、巨大な雷が落ちて大爆発。
全員が吹き飛ばされ、赤根と華は気絶してしまう。
倉石はよろけながらも立ち上がり赤根と華に近寄ろうとする。
倉石「レッド、ピンク、しっかりしろ!」
レジーナの声「動くな」
倉石の足元にビームが放たれ足を止める。
振り向くとビーム銃を構えたレジーナが立っている。
倉石「レジーナ…」
倉石が向き直り、レジーナに近づこうとすると銃口を向けられる。
レジーナ「動かないで!」
倉石「レジーナ。銃を下ろしてくれ。君とは戦いたくない」
レジーナ「…私もよ」
レジーナの銃がわずかに下がる。
倉石「レジーナ」
レジーナ「(遮って)来ないでっ」
レジーナ「…わかっているでしょう、ブラック。私は悪の組織の人間で」
倉石「かまわん。俺がレジーナと共にいたいだけだ」
レジーナ「………」
レジーナ。うつむく。
倉石「次に直接会えたら言おうと思っていた。レジーナ、俺と共に行こう」
倉石、レジーナに近づくと肩に手を触れる。
レジーナ、弾かれたように顔を上げ倉石を見つめる。
しばし見つめあう倉石とレジーナ。
レジーナの目に涙が溜まる。
レジーナ「あなたの気持ちは嬉しい。私も、ずっと一緒にいられたらと思ってる」
倉石「だったら」
レジーナ「だけど…ごめんなさい」
間髪入れず発射。
倉石、音もなく倒れる。
※戦隊もの書きたくて書いてみました。いつか本格的に書きたい。
その時には、もっとクオリティの高いものを…!